外部審査の問題点

 ISOにおいては認証時及びサーベランス、更新時と外部の審査員による適合性と有効性の審査があります
外部の視点から組織を見て問題点を指摘されることは、緊張感がありシステムアップとして見直す良い機会となり得ますが、外部審査は審査員の素質を含めて問題点も多くあります

外部審査では指摘は出来てもHowはできない
外部第三者審査においては、コンサル的な指導・アドバイスは禁止事項であり、不適合であるとして指摘は出来るが、その不適合を防止するために、どのようにすれば良いか等の具体的な方法を、教えることは出来ない、また多くの審査員は、そのようなスキルを持ち合わせていないことが多い
受審側でその不適合として指摘を受けた内容の解決法を検討し、是正処置をする事になり、 是正処置の結果として文書化が増えるというパフォーマンス向上とは逆行した、システムの改悪が発生する事例が多くある
審査側は受審側が示した内容の効率やパフォーマンスに関する内容について言及できない、あくまで要求事項に適合しているかどうかを審査するため、効率などは審査対象となっていない
改善のためのシーズは述べられる・・・ 最近の審査においては組織のシステムに関する改善のためのシーズ(種)は述べることを実施している傾向があるが、 本質的な問題に切り込むのは難しく、受信側が十分に理解しない事例も多い
web02-09_imageシステム審査は形骸化する
効率については評価しない ・・・外部第三者審査においては効率や品質のレベル、組織の目標達成度など、パフォーマンスに関することには評価をしない
極論すれば規格要求事項をいかなるレベルであろうと逸脱していなければ良い、 当然このようなシステムを維持している組織のマネジメントシステムは形骸化しているといわざるを得ない、 品質向上や効率アップを目指さない経営者はいないはずであり、 またそのような改善活動を実施していない組織はこの厳しい競争社会の中で優位が保てることは無い
聞かれると書類で答えようとする・・・・ 審査での質問に対してすべて書類で答えようとするために必要以上な書類を作成する傾向にある
もう少しイントラネットや既存の帳票類をシステム的に結びつけて、 規格要求事項が自組織の何に対応しているのか、マニュアルの内容を含めて構成を管理責任者は検討する必要がある
またシステム構築時代の担当者は認証のためにそれなりのレベルまで規格要求事項について学んできているが、 次世代及びその次の世代はそこまでの理解が深まっている組織はまれであり、審査側の質問に振り回される傾向にある
受審側は評価されないため物足りない
良いところは評価されない・・・ 審査ではパフォーマンスやシステム運用の効率性や有効度などは評価対称でなく、 受審する組織ではシステムの熟成度や効率性などは自己評価するしかない
欠点(不適合)指摘 審査側は要求事項に適合しているかを審査し、不適合を指摘することが目的であり、 受審側とすると構える事になりなかなかその指摘を素直に受け入れない傾向にある
また審査時間を限りがあり、指摘事項を審査側と十分に理解できるまで説明できていない
まったく重箱の隅をつついたような指摘は受審側からするとケアレスミスのようなものであり少しもパフォーマンスの向上には寄与しない
また審査側においてはほとんど指摘をしない審査者もあり、審査能力に疑問符が付くような事例も多くある
指摘が無い事が良いことではない・・・ 結果としてシステム運用の評価を審査で指摘が無いことで代用する傾向が経営層にも管理責任者にもあり、 本来の審査でのシステムにおける不具合を手直しや是正をしていこうとする活動になっていない
外部審査員の問題
外部審査員の素質の問題もあります
何も指摘をしない・・・その方が良いという組織もあるようですが、完璧な仕組みなどありません、問題点を発見できない審査員ということになります・・・また組織側も費用を払って審査を依頼しているのですから、何か組織に対してシステムアップに貢献してもらう必要があります
つまらない指摘、重箱の隅をつつくような指摘かできない審査員
やたらとコンサルや自分の経験を押しつけるような審査員・・・組織の役に立つと思いされていることですが、組織にとっては迷惑かもしれませんし、それが真意で無い時もあります
発言内容が良くわからない、指摘で書かれた意味がよく理解できない・・・人とコミュニケーションがとれない人は審査員としては不適です
規格の内容を過大解釈、または自己流に解釈して押しつける・・・規格のマニアック審査員・・・規格のために業務をしているのではありません