これからの管理オペレーションをITで考える

これからの組織の管理オペレーションには、ITを中心としたあらゆる要求に適合できる、スケーラブル(伸縮自在)なシステムが必要であるが、現実にはITの仕組みには変化は感じられない
この管理の範疇は、会計システムや売り上げ管理などの数値を主に扱うシステムではない
マネジメントを行って行く為に必要な、言語系(指示・命令・記録・確認・結果・分析)の管理システムであるが、結果や分析には当然ながら統計解析などの数値は含まれてくる
しかしこれらの数値は会計システムのような画一的なものではないことは、言うまでもない
管理の仕組みは経営者によって重要な部位が変化し、社会構造によっても変化する
イメージとしているのは、WordPressやTwitter,FaceBookのような、構造が要求によって自在に変化するSNS(Social Network Service)のような管理システムである
これらを組織のネットワークと組み合わせて、管理システムとして運用できれば、現在組織にいるホワイトカラーや事務職は60%以上削減可能であろう
これからの組織がなすべきことは管理コストの削減による、グローバルな競争に勝ち抜くことである
製造業の多くにおいて直接精算に従事している人数は非生産要員との人数を下回っていることは珍しくない
現場の要員のコストは絞りに絞りもうこれ以上に下がらなくなってきている。これからは管理組織である、非生産要員のコストを削減を目指すべきである
管理コストを下げて、管理品質を高度化した、新しいITシステムの構築が望まれている
経営者は、管理の仕組みを大幅に変えてITを活用したオペレーションの進化を目指すべきと考える
しかし、この管理仕組みは高度な思考と管理技術がベースに無いとうまく機能することは難しいといえる

スーパーコンピューターも中国が台頭

2010年6月におけるの稼働中のスーパーコンピュータ最新結果によれば

  • 1位は米国のCray Inc.の「Jaguar」 ベンチマークでの浮動小数点演算速度(FLOPS)は1.759ペタ(P)FLOPS
  • 2位は中国Dawning Information Industry Co., Ltd.(曙光信息)の「Nebulae(星雲)」 演算速度は,1.271PFLOPS
  • 3位は米国IBM Corp.製の「Roadrunner」 演算速度は,1.042PFLOPS
  • 22位 日本富士通製の「PRIMERGY BX900」 演算速度は191.4テラ(T)FLOPS

事業仕分けでかなり話題になったスパコンだが日本は中国にもかなり後塵を期しているようだ
事業仕分けでも問題視されていたが、多くの予算は関係官僚外部団体の人件費や建物などの箱物予算であり、研究者などには行き渡っていないのが現実のようだ
日本の優位性であった科学技術の分野もかなり危うくなってきている現実がここにある

クラウドコンピューティング

最近はクラウドが話題となっているが、名前が先行し具体的な内容は各社によって温度差があるようである
今回QMACのセミナーにおいてNTTデータ、富士通の講演から少し明確になった
クラウド(雲)コンピューティングはネットワークの発展のよって現実的になってきたが、その基本的な概念は昔からあったものである
ユーザー側にはサーバーもアプリケーションも必要なくインターネットが接続できる環境であれば、必要な処理をオンデマンドで実施できる
過去にはこのような形態をASP(Application Service Provider)と呼ばれていたが、その後呼び名をSaas(Software as a Service)となった
クラウドコンピューティングもこの延長上にありそのサービスの種類は3つある

Iaas(Infrastructure as a Service)
ベンダー側はハードを回線を通じて提供する、サーバー数や容量などは自由に可変することが出来る
ユーザー側でOS、ミドル、業務アプリケーションは開発して運用する
レンタルサーバーを使いやすくしたような形態である
世界的に大規模なデータセンターが出来て仮想化技術でユーザー側に提供している
提供ベンダー Amazon EC2Rackspaceなど
Paas(Platform as a Service)
Iaasの形態はハードのみを提供するが、Paasではプラットホーム(ハード、OS、ミドル)を提供する
ユーザー側でアプリケーションをこのプラットオームで開発して運用する
すぐアプリケーションの開発に着手することが出来る
Saas(Software as a Service)
ベンダー側ではハード、OS、ミドル、アプリケーションを提供するので、ユーザー側は業務プロセスに合わせて提供されているアプリケーションをオンデマンドでル要することが出来る
このことによりユーザー側は情報化資産を一切持つ必要がなくなり運用などの手間も必要ない
問題はユーザーの要求にあったアプリケーションが提供されているか、又は簡単にカスタマイズされるかが課題となる
提供ベンダー Google AppsMicrosoft Online ServiceSalesforce.comなど

これらのクラウドはまだ問題は多い、組織の情報をすべて外部に出すということは、そのデータの保全、セキュリティ、運用リスクなどの問題がある
ベンダーが廃業したり倒産した時の対応は、またコストの安い他のクラウドに乗り換える時にはどうするのか
今、各ベンダーが開発しているクラウドは標準化や仕様の統一はされず、各陣営はユーザーの囲い込み作戦が進行している

ASP(Application Service Provider)とは

アプリケーション(ソフトウエア)をインターネットを通じて顧客に提供する事業者をいう
クライアント(使用者)側はソフトウエアを購入してインストー素、メンテナンスをする必要は無い
今は、Saas(Software as a Service)の概念に統合されてこの言葉は使われなくなってきている

Saas(Software as a Service)とは

Saas(Software as a Service)とは、使用するソフトウエアをインターネットを通じてアクセスし使用する
クライアント側(使用者)にはソフトウエアをインストールする必要はなく、ソフトウエアのアップデイトやメンテナンスも必要はない、使用するソフトウエアの状況に応じた使用料をSaasでソフトウエアを提供する会社に支払う
使用するパソコンがインターネット回線に接続されていることが必要・・・近年、インフラの状況が良くなり回線の容量スピードとも向上しているためストレス無く使用できる環境になってきている
今後は多くのソフトウエアがSaasに移行してゆくと考えられているが、対応するサーバーの信頼性やセキュリティなどが今後の大きな課題といえる
Saasの使用料は通常は1クライアント月額で計算されるが、ソフトウエアを購入してインストール、メンテナンスに比較すると大幅なコストダウンが計れる・・・また使いたい機能を自由に選択できるフレキシビリティがある
今までもASP(Application Service Provider)という名称で同じ機能を提供されていたが、Saasで概念が拡大されたが同じものと考えて差し支えない
またASPの略語はActive Server Pagesの意味でも使用され紛らわしかった
Active Server Pages:MicroSoftが提供するWebサーバーで使用される言語