ISO9001規格の意図

ISO_pfmQMS(ISO品質マネジメントシステム)を組織で構築するためには、規格の意図を理解して構築することが望ましい
規格には「しなければならないこと(~shall)」は規定してるが、「どのようにするか(How~)」はどこにも書かれてはいないので、どのようにするかは組織が今までのやり方やあるべき姿などにより独自に考えることになるが、
ここに落とし穴が潜んでいる
すぐ規格要求に従って要求を満たそうとすると、組織の実態に合わなかったり、無駄な仕事や帳票を増やすことになる
システムが有効に働いていない組織はこのパターンが多い


まず、「しなければならないこと」が明確に理解できているのか?
規格の文言はなかなか理解するのはハードルが高い
文章そのものを理解するだけではなく意図を理解する必要がある


意図は組織によって又は個人の経験や力量によって色々と異なっていることが考えられる
まず第一ステップとして規格の要求されていることを、組織で実践されているどの方法が該当するかを経験的に当てはめてみて、組織で実施されていたその方法は何のためにルール化されて実施されていたのか考えて見る
何のために実施されていたかが意図であるということになる
ここで何のために(目的)が明確になると、その目的を果たすために今までのルールで問題はないのか、達成出来るかを考えて見る


これにはマネジメント(経営)的な力量が必要であり、組織の多くの英知とトップマネジメントの意志が必要になる
力量が十分でない担当者やトップマネジメントが真剣に取り組んでいない組織が構築したシステムは、うまく機能せず、認証や審査のための形骸化した二重化の仕組になってしまいことが多い


たとえ構築時には理解不足としても、運用をすることによってやり方の問題点を是正しゆけば、組織に合った最適な仕組になり得る可能性はあるが、多くの組織はそのパワーと意欲が継続出来なくなっているケースを多く見かけるのは残念である
ISOに対する批判も多いが、使いこなせていない組織では、責任者の力量不足とトップマネジメントの仕組に関する無関心が主たる原因となっている


本来は再認証やサーベランスの機会で組織の仕組の問題点を指摘を受けて変更すべきであるが、指摘内容も子葉末節なものが多く小手先の変更にとどまっている
組織も一度構築したら手を抜くことなく最適化(継続的改善)するための方法を常に模索することが必要である
業務改革などはまさしくこのことになるのだが、多くの管理者は別な物と捉えて活動していることも残念である

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